チナリの心から出てくる何かしらのモノを綴るブログ

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＜収録試合＞

佐々木健介　vs　川田利明　　2000年10月9日　東京ドーム



永田裕志　&　秋山準　vs　武藤敬司　&　馳浩　　2001年10月8日　東京ドーム



蝶野正洋　vs　三沢光晴　　2002年5月2日　東京ドーム



GHCヘビー級選手権試合

”王者” 小橋建太　vs　”挑戦者” 蝶野正洋　　2003年5月2日　東京ドーム


の 4試合がノーカット収録されています





私が このDVDの中で もう一度観たかった試合は

蝶野正洋　vs　三沢光晴

の試合です


この試合をご存知ない方に 少しだけ書かせてください

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＜この試合について＞

まずは 私事でスミマセンが この当時 私は毎週 『ワールドプロレスリング』 を録画していました


ただ 当時はまだ 私の家には DVDメディアというハイテクなものは持っておらず

今になると とても懐かしい響きのする VHSを使用して録画していました


もちろん　この試合も録画済みだったワケではございますが

今から数年前　ビデオデッキの故障とともに　すべての ビデオテープを廃棄してしまいました


廃棄したテープの中には 今では かなりレアな映像たちもたくさん含まれていたのですが

廃棄してしまい　今となっては後悔するばかりであります



そこで 今回 こちらの商品が発売されることを知り　収録試合もわかってくる中で

「もう一度観たい！！」

という気持ちが強くなっていきました



そこでいつもの行きつけの本屋さんで予約させていただいたのですが

発売日の次の日になっても 入荷しました連絡の電話が一向に来ず

いてもたってもいられなかったので　昨日の夜に 電話して確かめたところ

「予約入荷した商品は　電話連絡をしてから ”連絡済み” の方へと移動させるハズが

○○さん (私です) のものが手違いで 連絡されてないのに ”連絡済み” の方へと入っていました」

とのコトでした



そこで 本日　受け取りに行ってきて 無事購入してきたワケでございます




そこで 今回紹介させていただきたい こちらの試合に関しましてですが

試合形式は 『30分　1本勝負』 で行われました


この当時 この試合をご覧になられた方や 当時のプロレス界をご存知の方にとられましては 当たり前なのですが

この時の 『新日本プロレス』 はかなり悪い状態にありました



まず一番最初に挙げることのできる事件といえば 故・橋本真也さんの解雇から始まったと思います



そして 次に起こったのが 『武藤敬司』　『小島聡』　『ケンドー・カシン』 という人気レスラー3名の脱退



そこで この年の前年 2001年に 北海道で 蝶野さんが行動を起こしました


その行動とは 猪木さんをリング上へ呼び込んで

「オレたちは このリングで ”プロレス” がやりたいんですよ！！」

と言ったのです


すると 猪木さんは 蝶野さんに

「ドーム大会で 観客が満員になるようなカードを組め」

ということを言ったらしいのです


それならと 蝶野さんは

「自分のやりたいようにやらせてもらう」

と考え 当時では 絶対にあり得なかった ”夢のカード” が実現しました



しかし　ここで問題が発生します


『当時の 蝶野さんは ”テレビ朝日” が放送権を持つ 新日本プロレス所属選手』


対する 三沢さんはというと

『当時のプロレスリング･ノアの社長兼レスラーであり ”日本テレビ” が放送権を持つ』 というコト



では この試合を放送するのはどちらか？ という事態に陥りました


当時の私の記憶が定かではないのですが テレビでは放送しないといったところまで話しはいっていたと思います


とりあえずは はじめに ”テレ朝” が試合を放映し

その後 ”日テレ” が放送するということで話はまとまったみたいではありますが

当時は 現在では 考えられないような ”権利” 問題 がとても多かったのです



そこで この試合で 同じく ”権利” 問題として起こったのが

「試合時間は 一体どのくらいになるのか？」

「どちらが勝つことになるのか？」

というコト



プロレスという格闘技を ”八百長試合” としてしか観ることのできない方には 到底 理解できないかと思いますが

先ほどもお書きしましたが　この試合の形式は

『30分　1本勝負』

という形です



何故 こんな形がとられたかと言いますと

”蝶野さん” も ”三沢さん” も どちらも勝つわけにはいかなかったからです･･･



この問題の意味がわからない方に 簡単に説明させていただきますと

『蝶野さんは ”新日本プロレス” という看板を背負っての試合』

『三沢さんは ”プロレスリング･ノア” という看板を背負っての試合』

ということになるのは 何とかおわかりいただけますでしょうか？


つまり ここで どちらかが勝ってしまうと

「こっちの団体の選手が勝ったんだから こっちのプロレス団体の方が強いんじゃん」

と思ってしまうワケです　(特に プロレスのコトをよく知らない方に対してですが･･･)



ですから 言い方がスゴく悪くなってしまいますが

「この試合は ”30分時間切れ引き分け” という結果がはじめからわかっていた試合」

というコトになります



これだけを読めば

「やっぱり プロレスって ”八百長” じゃん！！」

と思ってしまうと思いますが　これはいたしかたないコトだったのです



ただし この当時のプロレス事情に詳しい方からすると

「この ”夢のカード” を組むことができた蝶野さんは本当にスゴかった」

と思われると思います



試合結果は思わずお書きしてしまいましたが

『30分時間切れ引き分け』

という結果で終わりました



しかし　試合内容は 見所がいっぱいであります



実は この試合で私が最も好きな場面というのは

お2方が入場してきて対峙したとき

当時 ”新日本プロレス” のリングアナウンサーを務められていた 『田中秀和』 さんの口上です


「”K-1”　”プライド”　”プロ野球”　”Jリーグ”

いいか よく観てろー！！


これが ”プロレス” のパワーだ！！


”プロレス” は絶対に負けない！！」


この口上　今聞いても鳥肌が立ちますね


それくらいにすばらしい口上だと思います



もし興味が出てきましたら 購入して観てみてください





＜ご購入の際の注意点＞

私は この試合がまた観たかっただけですので

今のところ　他の収録試合は見ておりませんが

こちらの商品のパッケージには


三沢 「スパルタンX」　蝶野 「クラッシュ」　感涙の入場シーンも収録！！


と書いてあります



しかし　コレはまったくのデタラメです！！



確かに 入場シーンでの 「スパルタンX」 と 「クラッシュ」 は入っておりますが

コレは後から曲だけを変えられたものです！！



「何故 当時の試合の音源をそのまま使用できなかったのか？」


と文句を言いたくなること確実です！！



そういうワケでありますので　入場シーンに関しましての 「三沢コール」　「蝶野コール」 が全然伝わってきません



もしご購入されます際は この点を特に注意してください！！